カフェ&レスト「マルセイユ」
昨日は仕事を早く終えてから、高槻市日吉台へ。
ニュータウン側から高槻市を見てみようと思い。
しばらくうろうろした後、日吉台一番町の
新築戸建てが建ち並び、子どもたちが遊び回っている
一角の向かいにある、カフェ&レスト「マルセイユ」へ。
そこで興味深い話を数多く聞きました。
このお店は、もう31年営業しています。
開業当初は、このお店の目の前には公務員宿舎が
10棟建っていて、そこに住んでいる人たちが
常連客としてやって来ていたそうです。
大学教授が、無重力状態での実験をするために、
名古屋空港や千歳空港に出掛けていたり、
入国管理局の人が北朝鮮の拉致問題で忙しそうだったり、
気象庁の若い人が三宅島噴火の時に決死の覚悟で現地入りしたり、
郵政省の偉いさんの奥さんが、お店でサボっている
郵便局員をチェックしていたりと、色々面白かったそうです。
が、2011年に国家公務員宿舎の削減計画が発表され、
(約5.6万戸が削減された時に)ここも廃止されました。
その後何年間かはゴーストタウン状態でしたが、
2年ほど前から戸建住宅地として開発され、
140戸が建ち、若い家族が一気に増えたそうです。
そして日吉台四番町の宿舎跡地開発も、現在進んでいます。
宿舎の跡地はもともと第一種中高層住居専用地域で、
中層マンションの宿舎が建っていましたが、
再開発に先立ち、地元自治会主導で地区計画をまとめ、
第一種低層住居専用地域なみの土地利用としていました。
「だからお店が作れないので、うちが得したなという人もおるな」
店主はもともと、日本郵船で貨物船のパーサーをしていたそうです。
船長、機関士に次ぐナンバー3で、厳しい競争を勝ち抜き
得たポジションでしたが、コンテナ船主流の時代になり、
仕事に面白味がなくなったので、辞めてここを始めたのだそう。
お店の西側には、日吉台商店街があります。
かつては20〜30軒のお店があったそうですが。
今は金物屋と家電屋などが細々と営業を続けています。
名神高速道路に阻まれた限界立地なので、
一気に増えた新住民向けのお店ができても良さそうですが、
そのことには、誰も気づいていないかも知れません…
さて、7/9(日)には、Walkin'About@高槻市をやります。
今回は高槻市役所の方にもご参加いただき、
「高槻市の定住人口を増やすために必要なこと」を
テーマとして回ってみたいと思います。
ご興味ありましたら、どうぞ。
開催日:2017年7月9日(日)
集合時間・場所 15:00 @阪急高槻市駅改札
再集合時間・場所 17:00 @同上 参加無料