1/11(土) Walkin'About@山科
自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき
「Walkin’About @山科(京都市山科区)」
開催日:2020年1月11日(土)
集合時間・場所 14:00 @JR山科駅改札
再集合時間・場所 16:00 @同上 参加無料
山科周辺は古くから、東山を越える日ノ岡峠、大津宿へ抜ける逢坂関は東海道の要所として知られていました。古代より政権との結びつきが深く、669年には中臣鎌足によって精舎(山階寺)が、7世紀末には天智天皇陵が作られ、平安京や比叡山延暦寺創建後には多くの寺院が作られています。
中世には山科家と名乗る公家の一流が荘園を保持しましたが、室町幕府によってこれを奪われています。 1478年には蓮如によって山科本願寺が建てられ、長大な土塁に囲まれた寺院群とともに寺内町が形成されましたが、細川晴元は日蓮宗徒らと結託し、1532年の天文法華の乱で同寺を陥落させ、焼き討ちにしています。
江戸時代は街道筋の町として栄え、飛脚や参勤交代をはじめ多くの人々が行き交いました。また京都に住む天皇のため禁裏御料地として宮中に献上する作物を栽培したほか、近郊農村として京都の市民に野菜などを供給していました。
明治以降、琵琶湖疏水や東海道本線、京阪京津線などが山科を通り、1933年に京津国道(後の国道1号)が開通し、大正から昭和にかけては繊維・染色関係の工場が建つなど、京都の郊外住宅・工業地として栄えました。戦後は名神高速道路・京都東インターチェンジや国道1号線五条バイパス、区内の外環状線、国鉄湖西線が開通しています。高度成長期以降は盆地内の農地の宅地化が進み、大型団地が建設されるなど、京都や大阪のベッドタウンとなりました。
近年は琵琶湖西縦貫道路や京都市営地下鉄東西線が開通するなど、更なる交通網の整備と駅前再開発が進んでいます。そのことで駅周辺ならびに外環状線沿線は活気ある街に育ちつつありますが、かつてのメインストリートであった旧東海道や醍醐街道の繁栄振りは鳴りを潜め、空洞化が進んでいます。
今回は、そんな山科を探っていきます。
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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。
【主催・お問い合わせ】
大阪ガス?近畿圏部 都市魅力研究室 担当:山納
Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp