都市論の森の見通し方
25日のうめきたTalkin'About「まちづくりについて私が知っている2、3の事柄」には、
34名の方にお集まりいただきました。大盛況です。
話題提供いただいた大阪府住宅供給公社の有原啓登さんは、
この3月まで、団地再生の仕事をされていました。
仕事で耳にするまちづくりの専門用語に戸惑い、
そこから個人として関連本を読んだり団地を訪れたりして、
ブックレビューや週刊『日本の団地』などを
Facebookで連載されていました。
昨日はその概要を、欧州(1900年〜)、米国(1930年〜)、
日本(戦後 1950年〜)、日本(現代 2020年)の
4時代に分けて、分かりやすくご説明いただきました。
添付の図は、その前半部分を有原さんがまとめたもの。
英国・欧州で生まれた都市計画の思想が米国に影響を与え、
1930年代以降に開花しているさまが見て取れます。
*有原さんは、昨日の全資料をこちらで公開されています。
興味ありましたら、ご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1TzBzl2bbVxSFGOMX327Vk-Wtw747rhPw/view?fbclid=IwAR1XI27hQP4apTX73KgLzMcr3fsygIS2cTZxgzdjSBx3sbDfsv24FMNYsuQ
建築や都市計画だけでなく、社会学や福祉など、
様々な分野からまちづくりや都市の理論は構築されていて、
アマチュアの立場からその森を見渡すことは大変で、
こういう「森の見通し方」は、とても大事だと思います。
有原さんは4月からは団地再生の部署を離れられましたが、
「都市論の森ガイド」として、見識をさらに深め
多くの方に道を示していただければと勝手に思っています。