Walkin’About @神戸港
2017年9月から10月に、神戸開港150年を記念して、
神戸港を象徴する港湾施設等に展示されたアート作品を、
神戸のまち並みと六甲山の山並みを背景に鑑賞しながら
楽しんでいただく「港都KOBE芸術祭」が開催されます。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2016/12/20161219073003.html
この芸術祭のプレイベントとして、1/28(土)には、
神戸港の歴史と文化を紐解く歴史講演会が開催されますが、
大阪ガス近畿圏部・都市魅力研究室ではこのタイミングで、
神戸港の文脈を探り、情報を集め、出展作家の作品制作に
つなげることを目的に、Walkin'Aboutを開催いたします。
※今回は申込みが必要ですので、ご注意ください。
神戸開港150年記念「港都KOBE芸術祭」プレイベント
自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @神戸港」
第1回:2月4日(土) 13:30〜 地下鉄海岸線・和田岬駅改札集合
第2回:2月18日 (土) 13:30〜 JR神戸駅中央改札 集合
第3回:3月4日(土) 13:30〜 阪神岩屋駅改札集合
*再集合時間・場所(全日)16:00 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
ナビゲーター : 山納 洋(大阪ガス近畿圏部・都市魅力研究室)
対象 : どなたでも 参加費:無料 定員:各回30名 ※定員になり次第締切
申込方法 : お名前(全員)、ご住所(市区名)、電話番号を記載の上、港都KOBE芸術祭実行委員会事務局宛にメール(bunkasousei@office.city.kobe.lg.jp)又はFAX (078-322-6136)
お問い合わせ : 大阪ガス?近畿圏部 都市魅力研究室 Tel 06-6205-2366
主催 : 大阪ガス?近畿圏部 都市魅力研究室
協力 : 港都KOBE芸術祭実行委員会事務局・デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)
【神戸港とは】
古くは「務古水門」「大輪田泊」と呼ばれる大陸との交易拠点であり、平安時代に平清盛が経ヶ島を築造した後に日宋貿易で栄えました。室町時代から江戸時代にかけては「兵庫津」と呼ばれ国内海運の要衝となり、江戸時代には北前船の拠点として多くの廻船で賑わいました。
慶応3年(1868)年には神戸村が開港場となり、港湾の整備と居留地の造成が行われました。居留地に商館が立ち並び、多くの外国人が居住したことで、神戸には様々な外国の文化・風習が伝わりました。貿易だけでなく軽工業、造船業、製鉄業も興り、第一次大戦時は海運業が隆盛を極め、船成金が続出するなど、世界屈指の港都として繁栄しました。一方、ブラジルなど海外への移民達も、神戸港から旅立っていきました。
第二次世界大戦では空襲の被害を受け、戦後は進駐軍に接収されましたが、やがてアジアの母港としての地位を回復。当時の客船や貨物船は沖合に停泊し、艀(はしけ)や通船が人や荷物を運び、港は多くの港湾労働者や船乗りで賑わいました。
この風景は、コンテナリゼーションの進行により一変します。昭和42年(1967)にはコンテナ化に対応した摩耶埠頭が竣工、荷役形態が大きく変わり、港からは働く人々の姿が消えていきました。大型コンテナ船に対応するターミナル建設のため、ポートアイランド、六甲アイランドが造成され、海上に新たな都市が生み出されました。
平成7年(1995)に発生した阪神・淡路大震災で大きく打撃を受け、取扱貨物量は激減しましたが、神戸市はその後、ポートアイランド?期造成、神戸空港整備、クルーズ客船の誘致などに取り組み、国際港としての地位回復に努めています。
写真:昭和38年のポートタワー(神戸港振興協会所蔵)