本の紹介
2017.05.18
ジェレミー・リフキン 「限界費用ゼロ社会」
ジェレミー・リフキン 「限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭」 2015年 NHK出版
あらゆる人とモノを結びつけるグローバルなネットワークが
形成され、生産性が極限まで高まれば、私たちは財とサービスが
ほぼ無料になる時代に向かってしだいに加速しながら突き進むことになる。
そしてそれに伴い、次の半世紀の間に資本主義は縮小し、
経済生活を構成する主要なモデルとして協働型コモンズが台頭してくる。
ジェレミー・リフキン氏の「限界費用ゼロ社会」は、
資本主義が、その稼働ロジックの劇的な成功の結果、
限界費用が限りなくゼロに近づき、体制の崩壊を招く、
という、ここ30〜40年の間に起こるであろう
未来予想図を、精緻に、雄弁に論証したすごい本でした。
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000816872015.html?trxID=C5010101&webCode=00816872015