コラム
2017.05.27
アルベルゴ・ディフーゾ
昨夜は京都にある学芸出版社へ。
「世界の地方創生」の出版記念セミナーを聞きに。
http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2645-0.htm
世界のあちこちの辺境地域での、食、アート、木材活用、
既存ストック活用などの事例についての話を伺えましたが、
その中でもイタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ」の話を
特に興味深く聞きました。
「アルベルゴ・ディフーゾ」=分散型ホテル。
空き家を活用して客室、レストラン、売店などをつくり、
町全体を宿泊施設にするというものです。
現在イタリアには120ヶ所ほどあるそうです。
もともとは40年前、大地震の被害で住民が出ていった
地域の復興のために考案された宿泊モデルで、
観光が存在しなかった地を観光地にするという、
新たな可能性を提示しています。
ただ、多くのアルベルゴ・ディフーゾでは、
観光資源を作り出すのに四苦八苦しており、
また住民の生活も共存している町中に観光客を迎えるには、
住民の理解、共感、協力が欠かせないなど、
考えておくべきポイントもあると知りました。
詳しくは、「世界の地方創生」をお読みください。
またこちらのサイトでも概要は分かります。
http://tabi-labo.com/279426/albergodiffuso