地域に開かれた保育園
昨夜のTalkin'About「保育園からはじまるまちづくり」には、
26名の方にご参加いただきました。
NPO法人シミンズシーズの事務局長として、
コミュニティや組織の支援に関わってきた柏木輝恵さんは
加古川市・寺家町のまちの課題と、
子どもたちが育つ環境の課題を解決するために、
商店街の空き店舗を使って、保育園を作ることにしました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/kawanomachihoiku/
建物の1階は保育園に、2階はコミュニティスペース兼
コワーキングスペースにして、地域の方々が気軽に集えるようにしています。
商店街のいいところは、平日の昼間に大人がいること。
いろんな業種の方がおられるので、子供たちは日々、
知らない大人の人たちと接点を持つことになります。
子どもたちは日々、お店にお使いに行きますが、
そこで水槽の中にいる魚と出会ったり、
遊んでもらったり、近所の畑を使わせてもらったりしているそうです。
逆に近所のお兄さんが保育園に歌いに来たりも。
私たちかわのまちほいくえんは、
少し前まで日本のどの地域にも普通にあった、
「心地よくて、おせっかいで、 少しめんどくさいけど、なぜかそこに帰りたくなる」
まちの風景を今の時代に合ったかたちで取り戻したいと思っています。
柏木さんたちは、まちづくりの手法を使って、
地域の人たちの関わりしろのある、開かれた保育園を作っています。
とても新しい試みですが、お話を伺っていると、
「なぜこれまでなかったんだろう?」と思えるような、
自然の流れに沿った取り組みだと感じました。