7/26(火)うめきたTalkin’About「アンラーニング(学びほぐし)という経験へ」
次回のうめきたTalkin'Aboutでは、大阪大学人間科学研究科の岡部美香さんに、
アンラーニング(学びほぐし)というお話をいただきます。
哲学者の鶴見俊輔さんは、ハーバード大学の学生時代に
ヘレン・ケラーからこんな言葉を受け取ったそうです。
「私は大学でたくさんのことを学んだが、
その後たくさん学びほぐさ(unlearn)なければならなかった」
この言葉は最近では、変化の激しい時代に必要な
思考方法のようにも使われているようですが、
今回、岡部先生には、社会的包摂の観点から、
アンラーニングについてお話しいただきます。
自分にとっての「あたりまえ」は、時として
マイノリティや当事者を傷つけることもある。
そのことにいかに気づき、自らをほぐしていくか、
そういうお話になると思います。
うめきたTalkin’About「アンラーニング(学びほぐし)という経験へ」
2022年7月26日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室
話題提供:岡部 美香氏(大阪大学・人間科学研究科)
参加無料
「アンラーニング(学びほぐし)」とは、これまでの学習や経験を通して身につけた、自分が暮らす社会では当たり前とされている知識やものの見方をいったん脇に置いて、新しい知識や異なるものの見方に対してオープンになることを指します。グローバル社会における課題の解決においては、あるいは子どもやマイノリティと呼ばれる人々とつきあう時には、こうしたオープンな態度が重要になることが少なくあり ません。
大阪大学・人間科学研究科の岡部美香さんは、20年以上にわたり、人間の発達・変容と教育にかかわる「ことば」に作用するさまざまな見えない「力」をテーマに研究を続けてきました。他方また、人間科学研究科附属未来共創センターでは「マイノリティ教育ラボ」を共同で立ち上げ、大阪大学の学生や地方自治体・地域の人々とともに、外国にルーツのある子どもたちへの支援や夜間中学校におけるリテラシー教育に関する研究活動などに取り組んでいます。今年5月には、子どもをはじめとする「当事者参加型」の教育・福祉とそれを通した「市民参加型」の社会を構想・構築することをめざし、大阪大学・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)において「自らの生から公共の知を共創する次世代市民の育成に向けた教育の開発」という基幹プロジェクトを立ち上げておられます。
今回のTalkin’Aboutでは、岡部さんの研究内容と「アンラーニング(学びほぐし)」の重要性と難しさに関するご自身の経験についお話しいただき、社会的な活動に取り組むにあたってどのような視点や姿勢が必要なのかについて話し合います。
※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
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うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。
【会 場】
大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
*北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。
【お問い合わせ】
大阪ガスネットワーク 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366