箕面のまちの歩車分離
昨日のWalkin'About@箕面には
7名の方にご参加いただきました。
滝道の方はみなさん行ったことがあるからか、
多くの方は、駅南の商店街あたりを探っておられました。
まち読みの手法の一つとして、車がなかった時代の
まちの軸線を知る、というものがあります。
箕面には、豊中から北に箕面街道が走り、
牧落のところで西国街道と交わっています。
ここにはかつて高札場が置かれ、
昭和40年代に国道171号線が敷かれるまでは
往来の中心となっていました。
クルマ社会を迎えた時に、街道筋の多くは
繁栄の文脈から外れることになりました。
171号線は西国街道そのものではなく、
街道に並走するように通されているので、
歩いてみると、かつての気配を感じることができます。
西国街道と171号線は、牧落交差点でX字に交わり、
街道はその西では北側を、東では南側を走っています。
交差点の北西角には、こんな竹材店があります。
こうした文脈の古い商売が残されているのが街道筋的です。
ここから東に2kmほどのところに、萱野の集落があります。
この集落では、古い家並みや田園風景。を、
昔から変えることなく今に伝えています。
端午の節句が近いので、あちらこちらの屋根の上を、
大きな鯉のぼりが優雅に泳いでいました。
箕面駅南の商店街は、かつての箕面街道に当たります。
その1本東に県道43号線が通っていて、
市役所、消防署、警察署が並ぶシビックゾーンを形成し、
スーパーや家電量販店、ロードサイド型ショップなどが
建ち並んでいますが、歩道はかなり広く取られています。
自動車動線と歩行者動線を空間的に分けて、
クルマで動いても、徒歩や自転車で動いても
快適に過ごせるようにデザインされているまちだなと
電動自転車で走り回ってみて気づきました。