4/11(土)Walkin'About@JR奈良駅
次回のWalkin’Aboutでは、JR奈良駅周辺を探ります。
自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき 「Walkin’About @JR奈良駅」
開催日:2020年4月11日(土)
集合時間・場所 15:00 @JR奈良駅2階改札口
再集合時間・場所 17:00 @同上 参加無料
現在の奈良市域周辺が日本史の舞台に登場するのは和銅3年(710)に都が藤原京から平城京に遷ってからのことです。その後、何度か遷都があったものの、延暦3年(784)の長岡京遷都までこの地が日本の中心となっていました。遷都後も東大寺や薬師寺、興福寺などの仏教寺院勢力はこの地域に残り、南都と呼ばれました。
中世以降も興福寺が大和守護職に任じられるなど、広大な荘園を有する仏教寺院勢力は依然として影響力を保持していました。大寺院の勢力が戦乱の時代にも大きな影響力を持ったことで、何度か戦火に見舞われています。室町時代から戦国時代にかけて、他国および近在の所領も含めて在地の大和武士団が実効的な支配を行うようになったことで大寺院の勢力は衰えました。
江戸時代には奈良奉行所が設置され、天領として徳川家の直接支配地になりました。奈良町には江戸時代の寺町の雰囲気が残されています。 太平洋戦争中は大規模な空襲は受けなかったため、現在も多くの文化遺産が残されています。
奈良駅の開業は明治23年(1890)。明治40年(1907)に国有鉄道駅となっています。奈良駅周辺はかつて関西本線と桜井線が地上を走り、奈良市の旧市街地を東西に分断していましたが、街の再生と交通の円滑化を図るために連続立体交差とともに駅周辺の土地区画整理事業や高架橋道路の平坦化が行われました。同事業は平城遷都1300年にあたる2010年(平成22年)に完成しています。昭和9年(1934)に完成した2代目駅舎は高架化に伴い取り壊される予定でしたが、その歴史的価値から反対の声は根強く、曳家によって保存され、現在は奈良市総合観光案内所として利用されています。
今回は、奈良を、JR駅を基点に探っていきます。
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“Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。
【主催・お問い合わせ】 大阪ガス?近畿圏部 都市魅力研究室 担当:山納
Tel 06-6205-2366 http://www.toshimiryoku.jp