12/14(月)Talkin’About「地域の歴史をまちづくりに活かす」
2014年1月に、当時尼崎市地域研究史料館の館長だった辻川さんに「地域の歴史を掘り起こす」と題したTalkin'Aboutで、こんな話題提供をいただきました。
「同館は、昭和50年にできた文書館で、展示や講座だけでなくレファレンス機能を充実させ、来館された方に必要な情報を提供することを重視してきました。そのことで、市民が知りたがっているのは、 市史にあるような社会構造や政治経済の硬い歴史ではなく、もっと身近な、自分とのつながりのある歴史だと分かってきました。」
「2007年に市政90年を記念して『図説尼崎の歴史』という新市史をつくる仕事に携わりましたが、そこでは生活者の視点からの身近な歴史を盛り込んだり、館を通じてつながった市民研究者の方にも執筆いただきました。現代編の『三和に行ったら何でも揃う』では、ヤミ市に発祥する三和商店街の昔を知る方への聞き書きを行いましたが、当時を知る方にはかなり面白く読んでいただけました。」
あれから7年。尼崎市では市政100周年を機に「たどる調べる尼崎の歴史」上下巻をまとめられました。また2018年には、資産家の寄贈により尼崎城の外観復元天守が完成しています。この10月には、尼崎市には新たに歴史博物館ができ、史料館は館内の地域研究史料室「あまがさきアーカイブズ」として新たな歩みを始めておられます。
このタイミングで、辻川さんのお話をもう一度伺いたくTalkin'Aboutにお越しいただくことにしました。ご興味ありましたら、どうぞ。
うめきたTalkin’About
「地域の歴史をまちづくりに活かす−あまがさきアーカイブズからの発信−」
2020年12月14日(月)7pm〜9pm
場所:大阪ガス? エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 参加無料
話題提供:河野未央 尼崎市立歴史博物館史料担当係長
辻川敦 尼崎市立歴史博物館史料担当再任用職員
今年10 月、尼崎市では新たに歴史博物館が開館しました。 尼崎市では昭和50年(1975)に地域研究史料館を設置し、史料の調査・収集・整理・公開、地域史に関する調査・研究、編集・刊行、講座等の実施など、地域史の研究を深めるとともに、研究の成果を広く市民に伝え、また市民自身が調査や発信の担い手となる取り組みを続けてきました。そして今回の歴史博物館開館に合わせて、同史料館は博物館に統合され、地域研究史料室「あまがさきアーカイブズ」として再出発しました。
今回は、河野さん・辻川さんのお二人に「あまがさきアーカイブズ」の取り組みについてご紹介いただきます。博物館に史料室を常設する意図や公文書館事業の位置付け、観光施設尼崎城開城をきっかけとして活発化している尼崎藩研究、その成果がまちづくりへと波及する様子など、尼崎の取り組みを参考にしつつ、“地域の歴史とまちづくり”というテーマについて話し合います。
※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください。
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うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。
【会 場】
大阪ガス?エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室 グランフロント大阪北館 タワーC 713
●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
*北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。
【お問い合わせ】
大阪ガス?近畿圏部 担当:山納 Tel 06-6205-4545