11/16(火)うめきたTalkin'About「街の構造から地域活性化を考える」
さて、次々回のうめきたTalkin'About告知を。11/16(火)には、広報誌「ファイナンス」で「路線価でひもとく街の歴史」を連載されている大和総研の鈴木文彦さんに、オンラインで話題提供いただきます。
*「路線価でひもとく街の歴史」第16回「さいたま市大宮区」
https://www.dir.co.jp/.../koo3m9000000a4vp-att/21061801.pdf
うめきたTalkin’About「街の構造から地域活性化を考える」
2021年11月16日(火)7pm〜9pm
場所:大阪ガス(株) エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
話題提供:鈴木 文彦氏(株式会社大和総研)
参加無料
街の中心は、それぞれの時代に支配的な交通手段とともに移動します。江戸時代までの中心は、だいたいは舟運の拠点である河岸に通じる街道にあります。明治期になり鉄道が開通した時には、街はずれに駅が造られましたが、蒸気機関車から電車になり、都市が拡大するにしたがって、街の中心は次第に駅に向かって動いていきました。1970年代に車社会化が始まると、今度は車社会に適応した中心市街地が旧市街の外側に新たにできました。
興味深いのは、舟運と街道の時代、鉄道の時代、バイパス、高速道路の時代に新たにできた中心地が、場所をずらしつつ同じ都市圏にあることです。城下町の江戸時代、近代化遺産の明治大正、百貨店やアーケード商店街が全盛を極めた昭和、そして平成のロードサイドとそれぞれ違う時代が同じ街に同居し、元来の中心から外に向かって各時代の町なみが地層状に積み重なっています。このような歴史の重層性を感じることは、街歩きの楽しみでもあります。
今回のTalkin’Aboutでは、現在財務省広報誌『ファイナンス』で「路線価でひもとく街の歴史」を連載中の鈴木文彦さんに話題提供いただきます。地域経済・地域金融の専門家である鈴木さんは、全国各地を自らの足で巡り、街の構造を発展史的に把握し、将来の街づくりを考察され、地域政策への提言を行われています。今回は鈴木さんのお話をもとに、地域活性化を考えるためのまちの見方について話し合います。
※同イベントは、ZOOM併用で開催いたします。参加を希望される方は、info@talkin-about.com までご連絡ください
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うめきたTalkin’Aboutは、あるテーマについて興味・関心を持った人たちが集い語り合うサロンです。思いある人たちが自由に集い、情報を交換し、ネットワークを広げ、そこから自然なかたちで新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく、そうした場づくりを目指しています。
【会 場】
大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館 タワーC 713
●JR大阪駅、地下鉄・阪急梅田駅より徒歩8分
*北館1FよりタワーC入口に入り、奥にあるAエレベーターで7階にお上がりください。
【お問い合わせ】
大阪ガス(株)NWカンパニー 都市魅力研究室 担当:山納 Tel 06-6205-2366
*画像は鈴木さんが作成され、「路線価でひもとく街の歴史」第16回に掲載されたさいたま市大宮区の市街図です