イベント
2017.08.26
勝負の早い街
24(木)のWalkin'About@西九条には
4名の方に参加いただきました。
高架下のお店を見て回ったり、地域の物流産業を探ったり、
安治川トンネルを潜ったり、千鳥橋まで歩いたり、
地蔵盆の集まりに顔を出したりと、
みなさん旅慣れた旅行者の視点で西九条を味わっていました。
JR環状線、桜島線、阪神南大阪線の乗換駅である西九条は、
駅から徒歩2分の距離に飲食店が集積した
「勝負の早い街」だと、歩いてみて分かりました。
特に此花区の先にある工場で働いていた労働者が
帰りに一杯ひっかけて帰る安呑屋が充実しています。
「立呑鳴門」は、もう45年ほど続くお店で、
隣には座って飲める「鳴門」があります。
年配の常連さん中心の営業のようで落ち着いていました。
「昔は工場の人が多かったんですか?」と尋ねると、
「住金、日立、川重、大ガスの人が多かったねぇ」と。
それらの工場があった場所は、今はUSJになっています。
駅下の立喰そば「吉」では、
いしだあゆみの唄がかかっていました。
時代が数十年前で止まっているような趣です。
駅そばの高架下にある「トンネル横丁」。
打ち上げで行くお店を探していると、常連さんが、
「トンネル横丁だったら絶対ここ!僕はもう20年通ってる」
と太鼓判を押してくれたので、そこへ。
本当に素晴らしいお店でした。
かつて工場があった街には、工場で働く人たちのための
お店があり、客層が変わりつつも愛され続けています。
なるほど途中下車にもってこいの街だなと。