公務員には学び合いの文化が存在する
昨日のTalkin'About「まちのファンをつくるウェブ発信」には、会場10名、オンライン25名、合計35名の方にお集まりいただきました。
ライター・編集者で、この8/1に発行された『まちのファンをつくる自治体ウェブ発信テキスト』の著者・狩野哲也さんからは、ご自身の仕事について、自治体の良いWEB発信、発信にはどんな語り口が必要か?、まちのファンをつくるとは?、という話題提供をいただき、その後に参加いただいたみなさんからの意見や感想をお話しいただきました。今回は全国の自治体の情報発信担当の方々が多く集まり、公務員の立場から情報発信について思うところ、感じているジレンマについても、共有いただきました。
仕事で自治体の公式アカウントの運用に携わり、それをきっかけに全国の都道府県・市区町村のWEBやSNSでの情報発信をリサーチしてみた狩野さんは、その過程で、頑張っているのは2割程度という実感を持ち、その中から特にコミュニケーションがうまくいっている事例、ユニークな事例をWEBで紹介しているうちに今回の本出版にたどり着いたそうです。
「公務員には学び合いの文化が存在する。自治体では常日頃から善例の共有が可能なのである。」
狩野さんは著書の中で、加藤年紀さんの著書『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』の中のこの言葉を引用しておられますが、100もの善例を集めた狩野さんの本を全国で情報発信に力を入れている自治体が学び合えば、日本の自治体の情報発信は画期的に良くなるのでは、と感じるセッションになりました。
みなさま、ぜひ、読んでみてください。
『まちのファンをつくる自治体ウェブ発信テキスト』狩野哲也著
http://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527457/