イベント
Talkin’ about
2021.07.30
公務員のパラレルキャリア論
一昨日のTalkin'About「公務員の仕事を楽しむ方法」では、
松竹芸能での漫才師を経て、現在は尼崎市職員として
活躍する江上昇さんにお越しいただきました。
江上さんは、もと吉本興業の漫才師で同じく尼崎市職員の
桂山智哉さんとコンビを組んで「お笑い行政講座」をしたり、
NPO法人で活動したり、町の本屋さんのプロデュースをしたり、
尼崎ENGAWA化計画に関わり、多くの人たちと協働したり
されている方です。
つまりは「公務員の業務外の活動」を
とても充実されている方なのですが、
青少年健全育成事業の一環として、
公共施設の壁を使ってプロジェクトマッピング風に
ゲームイベントをしたり、青少年が木に親しむ
「木育事業」を活用して、本棚の代わりに
スケボーパークを作ったりと、江上さんに相談しない限り
生まれなかったであろう市の事業も手掛けておられます。
また、市役所内で自主研究グループ「夜カツ」を立ち上げ、
江上さんのように外で面白い活動をしたり、
市役所の仕事をクリエイティブに変えていく仲間を
増やしてきておられます。
公務員がパラレルキャリアを経験することで、
自分で決め、自分で責任を取る習慣が身につく。
そして価値観や働き方の本質が変わり、
結果として組織に貢献する職員になる。
この、公務員のパラレルキャリア論は
多くの人の範となるべきモデルだと思います。