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Walkin’ about

12/4(土)Walkin'About @鶴橋

12/4(土)Walkin'About @鶴橋


自分が行きたい場所を訪ねるまちあるき「Walkin’About @鶴橋」
 開催日:2021年12月4日(土)
 集合時間・場所 14:00 @JR西口・近鉄改札口
 再集合時間・場所 16:00 @同上 

 上町台地の東側の緩傾斜面一帯、現在の天王寺区東部および生野区西部は古代から百済野(くだらの)と呼ばれ、百済滅亡と白村江の戦いののち、多数の百済国人が移り住んだ地のひとつとされています。
 百済野の北端には、まだ河内湖が残っていた時代に猪甘津(いかいつ)という港湾があり、西風に起因する高波を上町台地が防いでくれる良港として重宝されていました。朝鮮半島との交流が盛んだった古墳時代、かつ、上町台地上に仁徳天皇の皇居(難波高津宮)が置かれていた時代の猪甘津には、百済滅亡以前からの渡来人の存在も示唆されています。この「猪甘津の野」から転じた地名が猪飼野です。
 1910年の日韓併合を経て、1922年に済州島と大阪をつなぐ直行便「君が代丸」が就航した。これを機に多くの朝鮮民族(大半は済州島出身者)が労働のために日本へ渡航するようになり、大正期から耕地整理や平野川改修工事といった土地区画整理事業が始まっていた猪飼野周辺が受け皿となりました。
 大大阪時代における近郊農村の急速な都市化・工業化により、猪飼野周辺は昭和に入る頃には中小企業の密集地帯となっていました。職住が揃った猪飼野には自然と朝鮮市場が誕生し、それを核に商店街が形成されています。
 1945年の日本敗戦後、戦前渡航者の約3分の2程度は済州島に帰りましたが、1948年に起きた済州島四・三事件以降に再び多くの済州島出身者が日本へ渡航してきました。そして朝鮮市場(現在のコリアタウン)は日本最大の在日韓国・朝鮮人の集住地になりました。2019年時点で、生野区の総人口129,554人に対し、外国人登録人口は27,669人(約21.4%)となっています。

 今回はこの街を、みなさんの視点で切り取っていただきます。

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 “Walkin’About”は、参加者の方々に思い思いのコースをたどっていただく“まちあるき”です。
 参加者の方々は、集合場所でエリアについての説明を受けたあと解散。約90分後に再び集合いただき、それぞれの見聞や体験をシェアします。

【主催・お問い合わせ】大阪ガス(株)NWカンパニー 都市魅力研究室 担当:山納  Tel 06-6205-2366   
 https://www.toshimiryoku.jp/

*その他告知を。

 11/16(火)うめきたTalkin'About「街の構造から地域活性化を考える」
 https://www.toshimiryoku.jp/1300493_11631.html

 12/15(水)19:00~ マチ会議@都市魅力研究室

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