マイプロは自分のためにも、会社のためにも
6/23(木)のうめきたTalkin'About「社員が企業とつながり直すマイプロ」には、
18名の方にご参加いただきました。
https://www.toshimiryoku.jp/1307210_11631.html
合同会社パチクリ代表の北野貴大さんは、
大学で建築学科を出た後、JR西日本SC開発(株)に入社し、
2017年から5年間、ルクア大阪を担当されました。
企業のプッシュ型の情報発信に違和感を感じていた
北野さんは、受信型のSNSメディアを作り、
お客さんの悩みを受け止めるようにしたところ、
年間1万件も悩みが届くようになったそうです。
そこで、悩みを相談したり解決したりする
「妄想ショップ」をルクア内で期間限定で展開し、
さらには「トキメキ事業部」として事業化しました。
会社の仕事を「10%だけ自分らしい仕事にしてみる」
そんなスタンスで自分の仕事をマイプロ化した北野さんは、
次に社員のマイプロを後押しする取り組みを始めました。
マイプロを通じて社員の働くモチベーションを回復し、
「主体的な社員から辞める」現状を変えていくこと、
会社と社員の関係性を変えていくことを目指してのことです。
そして最近は、一時的な離職休職を肯定的に捉え直す
「キャリアブレイク」を世に広める活動をされているそうです。
ベルギーでは、キャリアブレイクは国民の権利として
認められていて、人生で5回まで取っていいのだそうです。
北野さんは、マイプロの目的には「教育」と「企画」の
2つがあって、どちらを目指すかによって打つ手は変わる
と考えておられます。
そして北野さん自身は、教育の方向、つまり、
人が会社の中で疲弊してしまうことなく、
小さな挑戦を通じて自分を取り戻し、成長していくことに
より重きを置いておられるようです。
北野さんのお話は、自らマイプロに取り組む人たちにも、
会社の立場で社員のことを考えている人たちにも、
強く響いていました。