京都観光を自由に再定義してみる
昨夜のうめきたTalkin'About「『下京暮らしの手帖』と暮らし観光」には、
9名の方にご参加いただきました。
会場で参加された方が4名だったので、
手前の本棚の部屋で開催してみました。
高橋マキさんは、京都に暮らしながら、
雑誌や書籍、WEBの執筆・編集の仕事をされています。
2008年からはプロボノで京都カラスマ大学に関わり、
学長を引き受けてもう10年になるそうです。
当時、iPhoneが世の中に登場したことで、
パソコン1台、スマホ1台で仕事が完結するようになり、
シェアオフィスなら家賃も大してかからなくなった。
そんな時代だからこそ、まちづくり系大学の運営を通じて
コミュニティを広げていくことが、働き方の選択として
自然なものだったそうです。
当初は「そんなことして儲かるの?」という
反応も多かったそうですが、最近になって
自分たちのやっていることが通じるようになった、と。
一方、コロナ禍がやってきたことで、
「私たちの学びは、オンラインで代替可能か?」という
新たな問いを、京都カラスマ大学は抱えるようになりました。
仕事のオンライン化が進む中で、
仕事が終わってからもオンラインで学ぶのはしんどい。
一方で、観光客でごった返していた地元の商店街には、
観光客がいなくなり、リモートワークのおかげで、
昼間でも足を運びやすくなった。
これまで「住んでいるけれど、暮らしていない」
と感じていた京都の地元に目を向けるようになった時に、
写真家であり、日本各地で「ローカルフォト」という
プロジェクトを行うMOTOKOさんが掲げた
“暮らし観光”というキーワードに刺激を受けて、
高橋さんたちは、「下京暮らしの手帖」を作り、
自由にまちを歩くまち歩きを実現されました。
高橋さんたちは、3/13(日)、20(日)には、
GOOD NATURE HOTEL とコラボして、
「『下京暮らしの手帖』と一緒に歩く京都のまち」
を開催されるそうです。
https://goodnaturestation.com/activity/experience/activity-9995/
世界中の人が、京都に来たいと思っている。
そして多くのメディアが、京都を紹介している。
でも、京都らしさって何だろう?
そこに住み、暮らしている人たちが
京都観光を自由に再定義してみると、どうなる?
そういう問題提起が、高橋さんのお話から伺えました。