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コラム

浜名湖の風景とエネルギーの地産地消

浜名湖の風景とエネルギーの地産地消

昨日は大阪アーツカウンシルの取材で浜松へ。

静岡県では2020年オリ・パラ東京大会に向け、
プログラム・コーディネーターを募集し、
県内の文化プログラムの育成支援に取り組みつつ、
静岡県版アーツカウンシルの形成に取り組んでおられます。
その趣旨、現状、今後の方向性などを伺いました。
http://www.nettam.jp/career/detail.php?no=16961

取材の後、時間があったので浜名湖へ。

新幹線で浜名湖近くに差し掛かると
田んぼのような池がいくつもあり、
一角に水車がカラカラと回っている風景を
かつては見かけていて、気になっていました。
調べてみるとそれは養鰻池(ようまんいけ)といい、
ウナギをそこで飼っているのだと知り、
一度見に行ってみようと思っていたのでした。

で、自転車を借りて行ってみたのですが、
池は埋め立てられ、太陽光パネルが立ち並んでいました。
地域の産業がなくなっていった話なのかと思いつつ
帰って調べてみると、そういうことではなかったようです。
http://toyokeizai.net/articles/-/121892

1970年代にビニールハウスを使った養殖法が実用化され、
以降、養鰻池は使われなくなってていましたが、
2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度が始まる
タイミングで、跡地にメガソーラーが設置されたのでした。

浜松市では、再生可能エネルギーと自家発電設備による
電力自給率を20%にするという目標を掲げ、
官民一体となった取り組みを進めており、
2015年には、浜松新電力という会社が設立されています。
http://www.hamamatsu-e.co.jp/

そして太陽光発電だけでなく、太陽熱利用、小規模水力発電、
風力発電、バイオマス発電など、様々な新エネルギーの
導入を進めておられます。

そういえば、新幹線から見えるところに
風力発電の風車もあったような気がします。

情緒ある地域の風景がなくなっていことは残念でしたが、
地域がエネルギーで自立を図っていくという取り組みは
それにも増して有意義なものだと思えました。

そのうち、こういう仕事もしてみたいなと。

右の写真は、浜名湖でのカキの養殖。
こんな美しい風景が、まだ残されていました。

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